元刑事が書くデジモノブログ

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この雑誌の格安SIM情報に少し違和感を感じる

はじめに

先日の話です。

本屋にふらっと立ち寄った時に、とある家電雑誌が目に止まったので、読んでみました。

こちらの雑誌です。

 

家電批評 2017年 04月号 [雑誌]

家電批評 2017年 04月号 [雑誌]

 

 

読み進めていくと「SIMフリーiPhone、最強じゃないか説!」というタイトルのページが出てきます。

ここで筆者は、「SIMフリーiPhone=AppleStoreで買えるiPhone」のことかと思い、興味があったので読んでみます。

ところが、そのページではいきなり「キャリアで買ったiPhoneをSIMフリー化して、格安SIMに切り替えた方がオトク」という試算内容が飛び込んできます。

おや?

 

ここで、2つのパターンの携帯電話を試算しています。

概要と結果をまとめると、以下のとおりです。

  • iPhone7(32GB)をドコモで新規契約し、6ヶ月経って解約+SIMフリー化。以降は格安SIMにMNPしトータル2年運用。
  • ドコモのまま2年間運用した場合と比べると、少しお得。
  • そこから更に3年間運用した場合、20万円程節約でき、海外旅行もできる!

 

格安SIMの料金と大手キャリアの料金には大きく差があるので、当然長い目で見れば見るほど節約になります。

しかし、この企画の内容に、筆者はなにかが引っかかりました。 

SIMフリーiPhoneには違いないですが、最初にドコモで買わなければならない理由が分かりません。

 

AppleStoreのSIMフリーiPhoneの話が出てこない 

人の受け取り方もあるかもしれませんが、内容を読んでいくうちに、筆者にはこの記事の書き方が、

「iPhoneを手に入れるためには、大手キャリアと契約するしかない」というような書き方に見えてすらきました。

AppleStoreでiPhoneが買える話が、どこにも出てこないのです。

「6ヶ月経過すればドコモで買ったiPhoneをSIMロック解除できる」というSIMロック解除の仕組みについては、きちんと載っていました。

でも、手間じゃないですか?SIMロック解除。 

SIMフリーのiPhoneが必要ならAppleStoreで購入することができますし、余計なお金も発生しないので節約にもなるはずです。

 

格安SIMの料金はたしかに安いですが、うまくいけば初期投資もぐっと抑えられます。

筆者のようにドコモ端末をそのまま格安SIMに持ち込みすれば、かなりの節約になります。

 

実際にAppleStoreでSIMフリーiPhoneを購入した場合

WEBのAppleStoreでは既に取り扱いが無くなりましたが、iPhone7(SIMフリー)の32GBは、78264円(税込)でした。

AppleStoreでは、金利手数料0%で分割払いの購入ができます。

大手キャリアのように端末は24回払いで、格安SIMを2年間使用という条件で、試算です。

 

端末代金:78,264円÷24=3,276円

格安SIMの平均的な月額料金が2,000円程度。

合計すると、5,276円です。

これを2年間運用すると、126,624円となります。

この雑誌の試算で行った2年間のトータル試算は、途中でMNPする場合で、14万円程度ドコモのまま運用した場合で、16万円程度でした。

やはりSIMフリーiPhoneをストアで購入した方が節約できます。

 

結局ドコモが絡んだ条件のまま試算は終わる 

記事は「2年過ぎてからはこの差がますますつき、5年目には海外旅行ができるほど節約ができる」という書かれていますが、最初からSIMフリーiPhoneで運用すれば、2年の時点で既に国内旅行分くらいは節約できています。

やはり最初にドコモで契約する前提の記事になった理由が分かりません。

なにより、解約違反金を払ってまでMNPするのは、契約者本人としてもあまり気持ちのいいものではありません。 

 

 おまけ

どうやらこちらの雑誌、この記事が掲載された2017年4月号は、他にも色々とお詫びが公式HPに載っています。

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ウーーーーーーム。

こうなってくると、ますます何が正しい情報なのか分からなくなってきます。 

 

まとめ

格安SIMは運営会社が非常に多く、また店舗販売型でなくネット契約のものも多いです。

そのため、実際に使っている人が身近におらず、格安SIMに興味はあっても、手を出しにくいという方も多いでしょう。

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普段からネットで情報を収集できる人ならまだしも、雑誌ベースで情報を収集する人だって、まだ沢山いるのが現実です。

ネット情報も胡散臭い記事が多いですが、せめて旧来の紙媒体を取り、しかも前列に陳列されやすい「家電批評」は、もう少しきちんと情報を精査すべきではないかと感じました。

まあ、個人の感想ではあるのですが…