元刑事が書くデジモノブログ

警察歴7年の元刑事が、警察体験談からデジモノレビューまでやってます!

警察体験談 受験編①「警察官になるつもりはなかった」

はじめに

 

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引用:PhotoAC

私は、とある地方の警察官として約7年働きました。

 

その間、警察学校・交番・けん銃特別訓練員・刑事と、いろいろな部署の仕事をさせてもらいました。

 

つらいことや苦しいこともありましたが、楽しいこともたくさんありました。

 

退職した今は一般企業のサラリーマンをやっていますが「全国各地で警察官の人手不足」が起きているニュースや、「警察官の5人に1人は採用まもない若手警察官」という現状を聞いて、

「警察という仕事に魅力がないんだろうなぁ」

「警察の仕事のイメージがつかみにくいんだろうなぁ」

と考えるようになりました。

 

そこで、私が7年のあいだに歩んだ警察人生をひろく伝えることで、

「本当の警察の仕事」

というものをイメージしてもらえたらと思い、記事を書いていくことにしました。

つたない文章ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

(※私の話はひとつの県警察で体験したことなので、他の都道府県警察の運用と少し異なる箇所があるかもしれません。あらかじめご了承ください。)

 

 

 

受験編①「警察官になるつもりはなかった」

大学を卒業後、民間企業に入社

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引用:ぱくたそ

私が大学を卒業したのは平成18年でした。

世間的に「第一次就職氷河期」とよばれた時代をのりこえた直後でした。

 

このころは就職内定率もすこし上向きになっていましたが、私が住んでいるような地方都市はまだ余波が残っていました。

私は建設工学を4年学びましたが、企業にとっては4年で卒業した大学生よりも、6年で卒業した大学院生のほうが喜ばれる傾向でした。

そんな流れもあり私は地元の建築会社に就職したのですが、ここがなかなかのブラック企業で、当時の私は入社一年未満のペーペーでありながら社長の命令にたてつくことになります。

この会社の話は、また別の機会に話そうと思っています。

 

ちなみにこの建築会社は、私が退職したあともコンビニ経営や飲食店経営でなんとか食いつないでいたようですが、2016年に破産しました。

いつかつぶれるとは思っていましたが自転車操業の会社はやはり危険です。

 

警察試験を受けることに決める

会社の命令に逆らった私は、わずか11ヶ月で退職することになります。

次の就職先を探しましたが、相変わらず景気はよくありません。

どうせなら不安定な民間企業に入るより安定した公務員になろうと考るようになります。

したがってアルバイトをしながら公務員試験の勉強をすることにしました。

 

アルバイトを始めてすこし経つと「年1回の警察試験を追加でもう1回実施する」というお知らせが県の公務員採用ページに載りました。

団塊世代の大量退職で一気に人手が足りなくなるからです。

 

警察の筆記試験は判断推理などのいわゆる教養科目だけなので、試しに受けてみようと思い、申し込みをしました。

 

はっきりいって、このとき私はぜんぜんまったくこれっぽっちも警察に入るつもりはありませんでした、ハイ。

 

警察に対するイメージは街で見るパトカーくらいしかなかったですし「たとえ受かったとしても本命は別の県職員だから、これは練習」としか思っていませんでした。

 

一次試験

一次試験は、私がかつて通った大学の大講義室でおこなわれました。

ざっと見て150〜200人くらいは人が集まっていたでしょうか。

ガチムチ体型からゴボウ体型の人まで、いろんな若者が揃っていました。

 

一次試験は全50問のマークシート式で、公務員試験の基本問題集に載っていそうな、あまりひねってない問題が多かったです。

基本問題集を3ヶ月程度きちんと勉強しておけば、ほとんど解ける問題だと思います。

資料解釈とか数的推理とかいろんな問題集が出ていますが、警察試験で出る問題は、どのジャンルの問題も「練習問題」レベルだったと記憶してます。

 

一ヶ月ほどして家に「一次試験合格のおしらせ」が入った封筒が届きました。

二次試験の日程も一緒に入っており

  • 前半は警察学校で身体測定、体力測定をおこなう
  • 後半は警察本部で論文試験、グループディスカッション、個別面接をおこなう

と書かれていました。

 

警察官になるつもりがなかった私ですが、このときまだ23歳。

一応成人はしてますが、はっきり言ってガキンチョです。

 

私の両親も子どもの就職についてまだまだ口を出したい歳でした。

「うちの県はいい職がないんだから、最後まで警察を受けてみてもいいんじゃない?受かったらもうけもんくらいの気持ちで。」

そんな両親の意見に納得した私は、二次試験を受けることにしました。

 

一次試験は県の人事委員会が主になっておこなわれますが、二次試験からの管轄はすべて警察です。

募集要項を見ても一次試験と二次試験の配点は、1:3くらいの割合になっていました。

 

警察の試験は、ほとんど人物重視です。 

本当の勝負は二次試験です。

 

二次試験の話は次回につづく

さて、書いてたら思ったよりも字数が多くなってきたので、二次試験の話は次回につづけることにします。

このまま続けてもよいのですが、二次試験の話を書き始めたら、プラス2000字くらいいきそうな気がするので。

 

ここまでの話では、まだ警察との絡みもほとんどありませんので、あまり面白みがないかもしれません。

次回から徐々に警察と絡んでいくので、もう少し面白い話になると思います。

興味のある方は、またぜひいらしてください。

 

それでは次回も、乞うご期待ください。