元刑事が書くデジモノブログ

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ブラック企業体験談「Sコンサルタントとの闘い②」

massanです。

ブラック企業体験談「Sコンサルタントとの闘い」第2話です。

前回の記事はこちらからどうぞ↓

www.motokeizi.com

 

今回は、先輩社員に会社のことを色々聞くのですが…これが思ったよりひどかったという話です。

 

 

少しずつ分かる会社の中身

オリエンテーションで起こった論争

オリエンテーションの後半から、私より半年早く入社した中途採用の社員が2名参加するようになりました。 

「会長による社訓」の時間からです。

 

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会長は歳が70近いおじいさんでした。

 

いざ始まると、社訓というより会長が言いたいことをひたすら喋る時間でした。

その中でこんな話が出てきます。

「今の社員は、昔と違って利口になってきてな〜。なかなか言うことを聞いてくれなくなったわい。」

 

それを聞いて、半年早く入社したRさんがこう問います。

「会長、それってつまり、昔は社員がバカだから扱いやすかったって意味ですよね?会長は普段から、そういう風にしか社員を見てないんですか?」

 

会長は「ちがうちがう、そういう意味じゃないんだが、」と答えますが、

Rさんは「じゃあどういう意味か説明してくださいよ」と更に反論します。

 

私はRさんの隣でこう思いました。

「なんだこの会社…」

 

半年前に入社した社員が既に会社をけなしまくっている

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休憩時間にRさんから話しかけられます。

Rさん「オマエ、なんでこの会社受けたの?」

「建設関係の資格を持ってて、この会社を選びました。うちの県ではそこそこ有名な会社でしたので。僕の先輩も一時期この会社にいたって聞いてましたし」

 

前回話していませんでしたが、この会社には私の先輩(女性)も一時期勤めていました。

その先輩は寿退社し、今は別の県に引っ越ししたのですが、私が入社前に会社の評判を聞いたところ

先輩「そんなに変な会社じゃなかったから、大丈夫だよ」

と言っていました。

採用前にこの一言を聞いたことで、入社後も大丈夫だろうと安心していたところはあります。

 

Rさん「それはオマエ、会社の分析が全然足りてねぇよ。もっときちんと就活しとくべきだったな」

「なんでですか?」

Rさん「この会社はなぁ、幹部に気持ちのいい挨拶ができるかできないかでボーナスの査定が変わるような会社だぞ。幹部の気分で回ってるような、テキトーな会社なんだよ。」

 

私より半年早く入った人が、もうこのけなしようです。

Rさんは多少愚痴っぽい性格の人でした。

しかし、会社に対するこの散々なけなし方は、単に愚痴りたいから愚痴っているというわけではなさそうでした。

 

測量課長から語られる過去のストーリー

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Rさんから会社に対する愚痴を聞き、一週間ほど経ったころ。

測量課の課長Fさん(40代中盤くらい)と喫煙所で一緒になった時、この会社の不思議なストーリーを聞きました。

 

Fさん「設計課は毎年人が辞めていくんだよ」

「え、そうなんですか?」

Fさん「設計課長が大卒の人間をとにかく嫌っていてね。大卒コンプレックスっていうのかな。それで大卒の人間が設計課に配属されると、無茶苦茶な扱い方をする」

「それで、どうなるんですか?」

Fさん「みんな一年以内に辞めていってるね」

「それじゃあ、人が全然育ってないじゃないですか。それでこの会社の設計部は回ってるんですか?」

Fさん「設計課長が下請けやらも使ってうまいこと回すからね。 人を必要と感じてないみたい。だからもう何年も設計課長とヒラの2人だけで設計を回してるよ」

 

設計課長ができすぎる人なのか、会社も設計課長に文句が言えず、やりたい放題の状態のようです。

 

Fさん「昔は設計課も、15人くらいはいたんだけどねぇ」

「ええ」

Fさん「あるときその頃の設計のトップが、今の会長と大げんかしたのさ。それで設計のトップがほとんどの人を連れて辞めちゃった。残ったのが今の設計課長のMさんだけだったんだよ」

「なるほど」

Fさん「会長も残ってくれたMさんをたいそうかわいがってね。それが何年も続いて、Mさんが天狗になっちゃった。その結果が今の設計課なんだよ」

「そうだったんですね…ちなみに私も大卒なんですが、やっぱりMさんから良く思われないんでしょうか?」

Fさん例外なく嫌われて、追い出される気がするなぁ。会社もそれは見越しての採用かもしれないよ

 

なんということでしょう。

設計課の経緯を聞き、ますますモチベーションが下がる私でした。 

 

とある社員から語られる社長就任劇

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他の社員Aさんから、社長が就任したときの話を聞く機会がありました。

 

Aさん「社長は一流大学の建設学科を卒業したあと、T大って会社の設計部で修行してたんだ。ゆくゆくは実家であるこの会社を継ぐための武者修行だね」

「大きい会社ですね」

Aさん「だけどT大を5年も勤めないうちに、実家に一本の電話があったらしい。」

「どんな電話ですか?」

Aさん「社長が泣きながら「会社の中でいじめられている。もう実家に帰りたい」って電話だったらしい」

「そ、そうなんですか。それでどうなったんですか?」

Aさん「そのころの社長(今の会長)は、まだ修行が足りない、我慢しろって言ったらしい。だけど、常務(社長の母親)が「そんなにいじめられているなら、実家に帰って来なさい。社長にしてあげるから」って言ったみたい」

「え?じゃあ社長に就任したのって30代くらいの時ですか?」

Aさん「そういうこと。社長に就任してからは、朝まで飲んでて遅刻したり、同業者の会合にも遅刻したり、なんの仕事してるかよく分からなかったり、本当に社長の品格があるか謎だな」

 

これを聞いて、面接のときに感じた「この社長は大丈夫か」という疑問が、

「この社長は大丈夫じゃなさそうだ」という思いに変わりました。

 

使い捨てのような採用が続いている事実

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毎年新卒や中途採用が1〜3人入社するようですが、あまり人が育っておらず、若手で長い人でも入社3年目でした。

だいたいの人が入社3年以内に去る状態が続いているようです。

しかも設計課に入った場合は、1年以内で退職しています。

 

今まで短期で退職する人のパターンとして、次のような特徴があるそうです。

  • 会社に不満を持ちながらも、欠勤や遅刻などもなく、一見問題なく見える。
  • 退職一週間前くらいになり、突然総務課への出入りが激しくなる。
  • ある日突然いなくなる。机の私物などはそのまま蒸発することが多い。

 

もう少し後の話になりますが、弁護士さんに聞いたところ、短期で退職するパターンが続いている会社は「行政から支給される人材採用に伴う補助金 」を目的としている場合が多いとのことでした。

 

人材が必要なわけではないのです。

採用実績を作って補助金が欲しいのです。

 

Sコンサルタントも、もれなくこのパターンに入っていると思います。

 

 

そして設計課の中で謎の扱いが始まる

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そうこうしていると、設計課の中で私に対する謎の扱いが始まります。

忙しい時期でもないのに、仕事が与えられません。

こちらから設計課長に「なにかできる仕事は無いですか?」と聞きますが、

設計課長からは一言「無いなぁ」で終わります。

これの繰り返しです。

 

仕方なく設計に関する図書を読んで自習するのですが、こういう時だけは設計課長が話しかけて来ます。

設計課長「そんな勉強しても、どうしようもないけどなぁ」

 

課長に仕事が無いか聞き、 無いので勉強する。

この繰り返しの毎日が2ヶ月半続きました。

このやりとり以外は、設計課長から話しかけられることは一切ありませんでした。

仕事も、課長の隣席にいるヒラの人に手伝いを依頼して終わりです。

 

私にはまったく仕事が回って来ません。

求めても、与えてもらえません。

 

うーん、こりゃあ辞める人が続出するはずだわ…

 

しかし、負けず嫌いな私は、それでも居座り続けます。

こちとら嫁子供もおりましたので、お金を家に持って帰らなけれななりません。

 

入社から2ヶ月半経った6月なかば。

この状況を見かねた他の社員さんから、声がかかりました。

「ちょっと私から設計課長に聞いてみるわ。この状況は、どういうことですかって」

 

(つづく)